工事時間の目安と選び方


標準工事は1時間半から2時間

新品のエアコンを一般的な条件で取り付ける場合、工事時間は1時間半から2時間ほどがひとつの目安です。室内機を壁に取り付け、配管をつなぎ、室外機を置き、真空引きと試運転まで行う流れになります。

この時間には、見た目よりも細かな作業が含まれています。たとえば、配管の長さを調整する、冷媒配管を接続する、ドレンホースの排水経路を確認する、真空ポンプで配管内の空気や水分を抜く、といった作業です。真空引きだけでも15分から20分ほどかかることがあり、ここを急ぐと冷え方や機器の寿命に影響するおそれがあります。

標準工事として考えやすいのは、室内機と室外機が同じ階にあり、室外機をベランダや地面に平置きできるケースです。配管穴がすでにあり、専用コンセントも使える状態なら、予定より大きく延びることは少ないでしょう。

ただし、同じ「取り付け」でも、現場の状態によって必要な工程は変わります。工事時間を聞くときは「標準工事なら何時間か」だけでなく、「自宅の条件で標準工事に収まるか」を確認することが大切です。


交換工事は2時間から3時間

古いエアコンを外して新しいエアコンに交換する場合は、2時間から3時間ほど見ておくと安心です。取り付けだけでなく、既存機器の取り外し、ポンプダウン、配管や部材の撤去が加わるためです。

ポンプダウンとは、古いエアコン内の冷媒ガスを室外機側へ回収する作業です。環境面でも重要な工程で、単に本体を外せばよいわけではありません。取り外しには30分から1時間ほどかかることがあり、古い配管が劣化している場合や、室外機の置き場所が狭い場合はさらに時間が必要です。

交換工事でよくあるのは、既存の穴やコンセントをそのまま使えると思っていたものの、新しい機種と位置が合わないケースです。室内機のサイズが変わると、取り付け位置や配管の曲げ方を調整しなければならないことがあります。古いエアコンの跡や壁の状態が気になる場合は、美観の相談にも時間がかかります。

午前中や午後の予定を詰めすぎると、少しの追加作業でも慌ただしくなります。交換工事の日は、最低でも3時間程度は余裕を持たせると、当日の相談もしやすくなります。


依頼先は何を重視するかで選ぶ

エアコン工事の依頼先は、早さ、価格、安心感、難しい工事への対応力のどれを重視するかで選び方が変わります。どの業者が常に良いというより、自宅の状況に合う依頼先を選ぶことが大切です。

家電量販店は、本体購入から配送、設置までまとめて進めやすい点が強みです。初めてエアコンを買う人や、ポイント還元を重視する人には使いやすいでしょう。一方で、工事時間や追加工事の細かな説明は、現場確認後に決まる部分もあります。

ネット系の専門業者は、写真見積もりやオンライン相談に対応している場合があり、工事前の拘束時間を減らしやすいのが特徴です。標準工事と追加工事の目安が明確なら、当日の予定も立てやすくなります。保証が長い業者なら、設置後の不具合にも備えやすいでしょう。

個人事業主やマッチングサービスは、費用を抑えやすく、口コミや作業者の人柄を見て選べることがあります。ただし、対応できる工事範囲や保証内容は人によって差があります。隠蔽配管、屋根置き、古い建物の穴あけなどがある場合は、経験や資格、追加料金の説明を事前に確認しておく必要があります。


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時間が延びやすい条件


追加工事は30分以上見ておく

エアコンの設置工事は、追加作業が1つ増えるだけで30分から1時間以上延びることがあります。標準工事の時間だけを見て予定を組むと、当日に想定外の待ち時間が生まれやすくなります。

時間が延びやすい作業には、配管穴あけ、専用コンセントの新設、電圧切替、室外機の特殊設置、化粧カバーの取り付けなどがあります。木造住宅の穴あけは短時間で済むこともありますが、コンクリート壁やタイル壁では慎重な作業が必要です。専用コンセントの新設は1時間から2時間ほどかかる場合があります。

室外機の設置場所も大きな違いになります。ベランダや地面への平置きなら比較的スムーズですが、屋根置き、壁面設置、二段置き、天吊り、高所作業になると、安全確保と架台の固定に時間がかかります。3階の室内機から1階の室外機へ配管を下ろすような工事では、追加で1時間以上見ておきたいところです。

見積もりでは、追加費用だけでなく追加時間も確認しましょう。「費用はわかったが、何時に終わるのかわからない」という状態を避けるため、作業ごとの所要時間を聞いておくと当日の予定を立てやすくなります。


建物の古さは必ず確認する

2006年以前に建てられた建物で新しく配管穴をあける場合は、アスベスト調査が関係する可能性があります。該当する建物では、通常の穴あけ工事よりも確認に時間と費用がかかる場合があります。

現在は、解体や改修にあたる作業で、石綿を含む建材が使われていないかを事前に調べることが求められています。エアコン工事でも、新たに壁へ穴をあける作業がある場合は注意が必要です。書面や目視による確認に30分から1時間程度かかることがあり、さらに建材の分析が必要になると、当日に工事を進められない可能性もあります。

費用の目安としては、基本的な調査で2万円から5万円程度、分析が必要な場合は1検体あたり3万円から6万円程度が案内されることがあります。金額は建物や業者の対応範囲で変わるため、必ず事前に確認しましょう。

古い戸建てやマンションで「穴がない部屋に新しく設置したい」と考えている人は、工事時間だけでなく、調査の必要性を先に聞くことが大切です。法令対応を曖昧にする業者ではなく、調査の有無、費用、工事可否をきちんと説明してくれる業者を選ぶと安心です。


繁忙期は工事日まで待つこともある

エアコン工事は、夏前から真夏にかけて予約が集中します。工事そのものは1時間半から3時間でも、申し込みから工事日まで3週間から1か月ほど待つことがあります。

特に7月から8月は、故障による交換、引越し後の設置、猛暑対策の新規購入が重なりやすい時期です。急いで依頼しても希望日が埋まっていることがあり、時間指定がしにくい場合もあります。業者によっては、前の現場で追加工事が発生すると次の訪問が遅れるため、細かな時間指定を受けにくいこともあります。

早く工事を終えたいなら、朝一番の枠を希望するのが有効です。前の現場の遅れに影響されにくく、当日の開始時間が安定しやすいためです。さらに、室内機の設置場所、室外機の置き場所、コンセント、配管穴、分電盤の写真を先に送っておくと、部材不足や当日の判断待ちを減らせます。

オフシーズンであれば1週間前後で手配できることもありますが、地域や在庫状況によって変わります。古いエアコンの効きが悪いと感じたら、真夏を待たずに早めに相談するほうが、日程にも費用にも余裕が出やすくなります。


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費用と追加料金の見方


標準工事費だけで判断しない

エアコンの設置費用は、標準工事費だけを見て安いか高いかを判断しないほうが安全です。標準工事に含まれる範囲は業者によって少しずつ違い、当日の追加費用で総額が変わることがあるためです。

標準工事には、室内機の取り付け、室外機の平置き、配管接続、真空引き、試運転などが含まれるのが一般的です。標準取り付け費用として1万円台から案内されるケースもありますが、配管の長さ、化粧カバー、既存機器の取り外し、リサイクル、電気工事は別料金になることがあります。

本体価格と工事費がセットになっている場合もあります。たとえば、本体と標準工事をまとめたパッケージは、商品選びと工事予約を一度に進めたい人に向いています。ただし、安く見えるセットでも、部屋の条件が標準から外れると追加費用が発生します。

見積もりを見るときは、「本体価格」「標準工事費」「取り外し費」「処分費」「電気工事費」「特殊設置費」を分けて確認しましょう。合計金額だけでなく、どの作業にいくらかかるのかが見える見積もりのほうが、当日のトラブルを避けやすくなります。


追加費用は時間にも影響する

追加費用が発生する工事は、ほとんどの場合、作業時間も増えます。金額だけを確認して終わるのではなく、終了予定時刻がどう変わるかまで聞いておくことが大切です。

よくある追加費用として、専用コンセントの新設や100Vから200Vへの切替があります。電気工事が必要な場合は、1時間から2時間ほど増えることがあります。費用の目安は内容によって変わりますが、子ブレーカーの増設や電圧切替を含む工事では、1万5,000円から2万5,000円程度が案内されることがあります。

隠蔽配管を使う場合も注意が必要です。壁の中に配管が通っているため、接続状態の確認や洗浄が必要になることがあります。古い冷媒の残りや汚れを取り除く窒素ブロー洗浄では、2万円台からの費用と1時間程度の追加時間がかかる場合があります。

また、古いエアコンの処分にはリサイクル費用や運搬費が関係します。6,000円から1万円程度が目安として案内されることがありますが、地域や依頼先で異なります。処分自体は工事時間に大きく影響しないこともありますが、当日の搬出経路が狭いと時間がかかります。料金表を見たら、金額と時間をセットで確認しましょう。


見積もり前に写真を用意する

見積もりを正確にするには、現場写真を用意するのが効果的です。文章だけで説明するより、写真のほうが設置条件を伝えやすく、当日の追加作業を減らせます。

撮っておきたいのは、室内機を取り付けたい壁、既存の配管穴、エアコン用コンセント、分電盤、室外機の置き場所、ベランダや外壁まわりです。交換の場合は、現在のエアコン全体と配管部分、室外機の設置状態も撮っておきましょう。マンションなら、室外機置き場の広さや配管ルートがわかる写真も役立ちます。

写真を送ることで、業者は標準工事で済むか、追加部材が必要か、特殊設置になるかを事前に判断しやすくなります。結果として、当日に部材を取りに戻る、工事内容をその場で再見積もりする、といった時間のロスを減らせます。

ただし、写真だけでは判断できないこともあります。壁の内部、アスベストの有無、配線の状態、隠蔽配管の劣化などは、現地確認が必要になる場合があります。写真見積もりは便利ですが、「写真で確定できる範囲」と「当日確認になる範囲」を分けて聞いておくと安心です。


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最新機種で増える作業


Wi-Fi設定で時間が増えることがある

最近のエアコンは、取り付けて冷えることを確認したら終わりではなく、スマートフォンアプリやWi-Fi設定まで行うケースがあります。IoT機能を使いたい場合は、設置後に30分程度の余裕を見ておくと安心です。

AI機能やセンサー制御を備えた機種では、室内の熱のこもり方、人の位置、日差しの入り方などを検知して運転を調整するものがあります。そのため、室内機の取り付け角度やセンサーの向きが重要になることがあります。家具やカーテンがセンサーを遮ると、本来の機能を活かしにくくなる場合もあります。

アプリ連携では、スマートフォン、メーカーアカウント、家庭のWi-Fi環境が必要になることがあります。エアコンによっては2.4GHz帯のWi-Fi接続が必要な場合があるため、ルーターの設定を確認しておくとスムーズです。パスワードがわからない、アプリの登録に時間がかかる、電波が弱いといった理由で、工事後の引き渡しが長引くこともあります。

遠隔操作や電気代管理を使いたい人には便利な機能ですが、「工事時間」には設定作業も含めて考えたほうがよいでしょう。設定まで頼めるか、試運転だけで終わるかは業者によって違うため、事前に確認しておくことをおすすめします。


高気密住宅は穴まわりが重要

高気密・高断熱住宅では、エアコンの配管穴まわりの処理がとても重要です。単に配管を通すだけでなく、気密性を落とさないように丁寧なパテ処理やスリーブ処理が必要になることがあります。

新しい住宅では、省エネ性能を保つために、外気の侵入や室内の空気漏れをできるだけ抑える設計になっています。配管穴の処理が甘いと、すき間風、結露、虫の侵入、冷暖房効率の低下につながる可能性があります。見えにくい部分ですが、快適さや電気代にも関わる大切な作業です。

この処理には、通常より15分前後余分にかかることがあります。短時間で済ませることだけを優先すると、見た目はきれいでも、あとから結露や水漏れに悩むことがあります。とくに新築住宅やZEH水準の住宅では、エアコン工事の前にハウスメーカーや管理会社へ穴あけ位置の確認を取ると安心です。

耐力壁や構造に関わる部分へ穴をあける場合も注意が必要です。どこでも自由に穴をあけられるわけではないため、図面や建築側の指示がある場合は業者へ共有しましょう。高性能住宅ほど、工事時間の短さより、建物に合った施工を優先することが大切です。


騒音が出る時間も把握しておく

エアコン工事では、ずっと大きな音が続くわけではありません。大きな音が出やすいのは、穴あけや架台固定など一部の工程です。テレワーク中の会議や近隣への配慮が必要な場合は、音が出るタイミングを先に聞いておくと安心です。

壁に穴をあける作業では、短時間でも大きめの音や振動が出ることがあります。木造住宅では比較的短く済むことがありますが、コンクリートやタイルの場合は時間がかかり、音も響きやすくなります。マンションでは上下左右の住戸へ音が伝わることもあるため、管理規約で工事可能な曜日や時間帯を確認しておきましょう。

一方で、真空引きや試運転の時間は、会話ができないほどの騒音が続くわけではありません。ただし、室外機の搬入、脚立の設置、工具の使用などで生活音よりは大きく感じる場面があります。小さな子どもやペットがいる家庭では、作業場所に近づかないよう別室を用意しておくと安全です。

近隣トラブルを避けたい人は、工事前に「大きな音が出る作業は何分くらいか」「穴あけはあるか」「ベランダ作業はあるか」を確認しておきましょう。時間だけでなく、音や振動の出方まで把握しておくと、当日の負担が少なくなります。


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業者選びで失敗しないコツ


早さ重視なら予約方法を見る

できるだけ早くエアコンを設置したい人は、予約の取りやすさと事前確認の仕組みを見ましょう。工事そのものが早くても、予約までに時間がかかる業者では、結果的に使い始める日が遅くなります。

予約カレンダーで空き状況を確認できる業者や、LINE、チャット、Webフォームで写真を送れる業者は、やり取りが早く進みやすい傾向があります。現地調査なしで見積もりを出せる場合もありますが、その分、写真の質や情報の正確さが重要です。室内機、室外機、コンセント、配管穴、分電盤の写真をまとめて送れるようにしておくと、返答も早くなります。

ただし、早さだけで選ぶと、難しい工事に対応できないことがあります。たとえば、隠蔽配管、高所作業、古い建物の穴あけ、専用コンセントの新設がある場合は、即日対応よりも施工内容の確認を優先したほうが安全です。

急ぎの人に向いているのは、標準工事に近い条件で、写真確認だけで内容がほぼ判断できるケースです。反対に、建物や電気設備に不安がある場合は、早い日程を押さえる前に「当日中に完了できる工事か」を確認しましょう。


安心重視なら保証内容を見る

エアコン工事で安心を重視するなら、保証内容を必ず確認しましょう。工事は完了した瞬間だけでなく、数日後や数か月後に水漏れ、ガス漏れ、異音などが発覚することもあります。

保証には、本体保証と工事保証があります。本体保証はエアコンそのものの故障に関するもの、工事保証は取り付け作業に起因する不具合に関するものです。どちらも同じではないため、期間と対象範囲を分けて見る必要があります。ネット系専門業者では長期保証を打ち出すところもあり、個人事業主では1年程度の施工保証が多い場合もあります。

確認したいのは、保証期間だけではありません。水漏れが起きたときに何日以内に見てもらえるか、冷媒ガス漏れが疑われる場合に費用はかかるか、施工不良と判断される条件は何かも大切です。保証があっても、利用条件が曖昧だと相談しにくくなります。

工事の品質を重視する人は、デジタル真空計の使用、真空引きの実施、配管処理の説明、施工写真の提供なども確認するとよいでしょう。安さよりも、あとから困ったときに連絡しやすい体制があるかを見て選ぶと失敗しにくくなります。


難しい工事は専門業者に相談する

隠蔽配管、屋根置き、高所作業、古い建物の穴あけ、複数台設置などがある場合は、専門業者へ相談するのが安心です。標準工事に慣れた業者でも、特殊な条件では判断や部材の準備に差が出ます。

隠蔽配管は、壁の中を通る既存配管を使うため、配管の状態や冷媒の種類、接続の可否を確認する必要があります。古い配管をそのまま使うと不具合につながる可能性があるため、洗浄や入れ替えが必要になることもあります。対応経験が少ない業者では、当日になって工事不可となる場合もあります。

屋根置きや壁面設置では、作業者の安全確保と架台の固定が重要です。短時間で終わるかどうかより、落下や雨漏りを防ぐ施工が優先されます。戸建てで複数台をまとめて設置する場合も、1台あたり1時間半から2時間と考えつつ、移動や片付けを含めて半日以上見ておくと安心です。

難しい工事に向いていないのは、料金表に標準工事しか書かれていない業者や、現場写真を見ても追加条件を詳しく聞かない業者です。特殊な条件があるほど、施工事例、対応範囲、保証、追加時間の説明が明確な業者を選びましょう。


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よくある質問


エアコン工事は何時までかかる?

標準工事なら、開始から1時間半から2時間ほどで完了することが多いです。交換工事や追加工事がある場合は、2時間から3時間以上かかることがあります。

午前の予約でも、必ず午前中に終わるとは限りません。前の現場の状況、移動時間、当日の追加工事によって開始が遅れることもあります。特に繁忙期は、訪問時間に幅を持たせた案内になることがあります。

終了時間を知りたい場合は、予約時に「取り外しはあるか」「穴あけはあるか」「室外機の置き場所は特殊か」「コンセント工事は必要か」を伝えたうえで確認しましょう。業者側も条件がわかれば、より現実的な時間を案内しやすくなります。

仕事や外出の予定がある日は、工事後に1時間ほど余裕を持たせておくと安心です。試運転や使い方の説明、精算、片付けにも少し時間がかかります。


当日は家にいないといけない?

基本的には、工事中は在宅している必要があります。設置位置の確認、追加工事の判断、試運転後の説明、支払いなどがあるためです。

特に室内機の位置は、数センチの違いで使い勝手や見た目が変わります。カーテンレールや家具との干渉、風の向き、配管の出し方などは、作業前に確認しておいたほうが後悔しにくくなります。業者だけで判断してしまうと、「もう少し右に寄せたかった」と感じることもあります。

工事中ずっと作業場所にいる必要はありませんが、呼ばれたときに確認できる状態にしておきましょう。小さな子どもやペットがいる家庭では、安全のため作業部屋へ入らないようにすることも大切です。

賃貸物件では、管理会社や大家さんの許可が必要な場合があります。穴あけや電気工事が関係する場合は、当日ではなく事前に確認を済ませておきましょう。


雨の日でも工事はできる?

小雨であれば工事できる場合がありますが、強い雨、強風、雷、高所作業がある日は延期になることがあります。安全に作業できるかどうかが判断の基準になります。

室外機の設置や配管接続では、屋外作業が必要です。ベランダでの平置きなら対応できることもありますが、屋根置き、壁面設置、はしご作業がある場合は危険が増えます。雨で外壁や屋根が滑りやすい状態では、無理に作業しないほうが安全です。

また、配管や電気まわりの作業では、水濡れを避ける必要があります。作業できたとしても、通常より養生や確認に時間がかかる場合があります。天候が不安なときは、前日または当日の朝に業者へ判断基準を確認しましょう。

夏場は延期になると次の予約が取りにくいことがあります。屋外作業が多い設置条件なら、雨天時の振替日やキャンセル規定も事前に聞いておくと安心です。


1日に何台まで設置できる?

標準工事に近い条件なら、1日に2台から3台程度の設置が可能な場合があります。ただし、交換や追加工事が多いと、1日で完了できる台数は少なくなります。

目安として、取り付け1台につき1時間半から2時間、取り外しがある場合はさらに30分から1時間ほど見ておきます。2台交換なら4時間前後、3台なら半日から1日かかることもあります。室外機の搬入経路や設置場所が離れている場合は、移動や養生の時間も加わります。

複数台設置では、電気容量の確認も重要です。専用回路が足りない、200Vへの切替が必要、分電盤の空きがないといった場合は、電気工事が発生します。これにより当日中にすべて終わらない可能性もあります。

家族の在宅時間や生活動線を考えるなら、使う頻度の高い部屋から優先して設置する方法もあります。複数台を依頼するときは、部屋ごとの写真と希望順位を伝えておくと段取りがしやすくなります。


工事を早く終える準備は?

工事を早く終えるには、作業場所を片付け、写真を事前に送り、必要な確認を先に済ませることが効果的です。業者の作業スピードだけでなく、家側の準備でも所要時間は変わります。

室内機を付ける壁の下には、脚立や工具を置くスペースが必要です。家具、カーテン、観葉植物、家電、小物などを移動しておくと、到着後すぐに作業へ入れます。室外機置き場の周辺も、荷物や植木鉢をどかしておきましょう。

コンセントの形状、電圧、配管穴、分電盤の写真を送っておくと、追加工事の判断が早くなります。賃貸やマンションでは、穴あけの許可、管理規約、工事可能時間を確認しておくことも大切です。これらが当日に未確認だと、工事が止まることがあります。

早く終えたい場合は、朝一番の枠を希望するのも有効です。ただし、準備をしても現地でしかわからない問題が出ることはあります。時間短縮を目指しつつ、無理に急がせず、真空引きや排水確認など必要な工程は省かないようにしましょう。


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エアコン設置工事の時間まとめ


  • 標準的なエアコン設置工事の時間は1時間半から2時間が目安
  • 古いエアコンの取り外しがある交換工事は2時間から3時間を見ておくとよい
  • 配管穴あけや電気工事が加わると30分から2時間ほど延びることがある
  • 室外機を屋根や壁面に置く工事は安全確認に時間がかかる
  • 2006年以前の建物で穴をあける場合はアスベスト調査の確認が必要
  • 夏の繁忙期は工事時間よりも予約待ちが長くなることがある
  • 朝一番の予約は前の現場の遅れを受けにくい
  • 写真見積もりでは室内機、室外機、コンセント、分電盤を撮ると伝わりやすい
  • 標準工事費だけでなく追加費用と追加時間を一緒に確認するべき
  • Wi-Fi設定やアプリ連携を頼む場合は設置後の時間も見ておく必要がある
  • 高気密住宅では配管穴まわりの処理を急がせないほうがよい
  • マンションでは工事可能時間や騒音への配慮を事前に確認するべき
  • 複数台設置は1台ごとの時間に移動や片付けの時間も加わる
  • 難しい工事ほど安さや早さより説明の丁寧さと保証内容が大事
  • 工事当日は予定を詰めずに余裕を持たせるのが現実的


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